米国務長官の敵対的発言を糾弾/外務省代弁人が談話
2025年02月04日 12:18 対外・国際朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省の代弁人が2日、トランプ政権下で国務長官に就任したマルコ・ルビオの敵対的発言を非難する談話を発表した。
マルコ・ルビオは1月30日、米メディアとのインタビューでトランプ政権の対外政策について述べ、「イランや北朝鮮のようなならず者国家にも対処しなければならない」と発言した。
談話は、「朝鮮外務省は主権国家のイメージをむやみに貶めようとする米国務長官の敵対的言行を、主権尊重と内政不干渉を核とする国際法的原則に全面的に背く重大な政治的挑発と見なし、これを強く糾弾、排撃する」とした。
また、「ルビオの政治的性向や米国の体質的な対朝鮮拒否感を鑑みるとき、かれの発言は新しいものではな」いとし、「世界で最も不良な国家が他国に対して不良であると言いがかりをつけるのが、どんなに理屈に合わないものであるかということについて指摘する必要がある」と述べた。
談話は、「米国の対外政策を総括する人物の敵対的言行は、過去も現在もまったく変わりない米国の対朝鮮敵視政策を今一度確認してくれた契機となった」と指摘。「ルビオの低質的で非常識的な妄言は、新たに就任した米行政府の誤った対朝鮮視覚を示すだけであり、かれが願うように米国の国益を図ることにはまったく役立たないであろう」と述べた。
そのうえで、「われわれは朝鮮に常に敵対的であり、今後も敵対的であろう米国のいかなる挑発行為も絶対に黙過せず、いつものように、それに相応して強力に対応していく」と警告を送った。
(朝鮮新報)