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鉱山都市へと変貌、今年で住宅建設が完結/咸鏡南道・剣徳地区

2025年02月02日 09:00 経済

今年は、2021年1月に開かれた朝鮮労働党第8回大会で示された国家経済発展5カ年計画遂行の最後の年。平壌では同年からスタートした平壌市5万世帯住宅建設プロジェクトが完結するほか、各地で大規模な建設が予定されている。朝鮮の代表的な鉱山地帯、工業都市である剣徳地区(咸鏡南道)においては、党大会で決定した2万5千世帯の住宅建設プロジェクトの年内完工をめざし、建設が進んでいる。

2万世帯以上の新住宅が建てられた剣徳地区(写真はすべて労働新聞)

3年間で計画の8割達成

朝鮮屈指の大規模鉱物生産拠点で、鉛、亜鉛、マグネサイトなど地下資源が豊富な剣徳地区。住宅が建てられているのは、剣徳鉱業連合企業所、龍陽鉱山、大興青年英雄鉱山など、大規模な鉱山が位置するエリアで、その険しい山々の深い峡谷、地形に沿って、低層、多層アパートがバランスよく、立体的に並んでいる。

剣徳地区で新たに住宅建設がはじまったきっかけは、2020年9月に受けた台風被害だった。被害は甚大で、

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