民族教育への理解深める/神奈川の朝鮮学校交流ツアーin 川崎
2025年02月19日 15:49 交流 社会
「かながわの朝鮮学校交流ツアー 出会う 学ぶ 共に in 川崎」が行われた
「かながわの朝鮮学校交流ツアー 出会う 学ぶ 共に in 川崎」が15日、川崎初級で行われた。10月に新校舎竣工式が行われた川崎初級に、日本市民ら約160人が訪れた。
ツアーは神奈川県在住の日本市民たちが朝鮮学校を実際に見て理解を深めることを目的に、2017年から県内の朝鮮学校を会場に行われてきた。その背景には県が13年に朝鮮学校への補助金を停止し、その代替措置(保護者への補助)も16年に打ち切られた経緯がある。
また、6年ぶりに会場となった川崎初級にとって、ツアーは、時代のニーズに合った教育環境を備えた同胞たちの拠点、さらに友好の輪を広げる拠点として建てられた新校舎で初めて行われる市民向けイベントとなった。
ツアーではまず、授業、保育参観が行われ、来場者たちは児童たちが元気いっぱいに民族の言葉を学ぶ姿に目を細め、教室の掲示物や手製ポスターに興味津々な様子だった。
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朝鮮語で書かれたポスターに関心を寄せた
その後、体育館で行われたツアー開会式では、小ヶ谷千穂共同代表があいさつに立った。