“今季ベストゲーム”、悲願達成の千里馬／第32回全国クラブラグビー

優勝し宙に舞う南紀成主将

第32回全国クラブラグビーフットボール大会の決勝が16日、熊谷ラグビー場Aグラウンド（埼玉県）で行われ、社会人ラグビーチームの大阪闘球団千里馬クラブ（以下、千里馬）が北海道バーバリアンズ（以下、バーバリアンズ）を25－10で下し、悲願の「日本一」に輝いた。

全国クラブラグビーに3年連続、17回目の出場となる千里馬は、1回戦で富士五湖クラブ（山梨県）に61－10で大勝し、続く準決勝では、宇都宮VOLT’S（栃木県）を41－20で破り、2大会ぶりの決勝進出を決めた。

FW陣の活躍が光った（臙脂と白が千里馬）

決勝の相手は、同大会３連覇（2016～18年）の経験もある強豪・バーバリアンズ。千里馬は第30回大会の準決勝でバーバリアンズと対戦しており、当時は23－20で勝利し、決勝進出を決めている。

因縁の対決となった第32回大会決勝は、真冬とは思えない汗ばむ陽気で絶好のラグビー日和のなかキックオフを迎えた。

開始早々、千里馬はペナルティをとられピンチに。相手のアタックが自陣ゴール前に迫る中、