和盛地区住宅建設が最終段階に突入/金正恩総書記が着工式に参席
2025年02月18日 08:00 総書記の活動朝鮮中央通信によると、金正恩総書記の参席のもと、平壌市5万世帯住宅建設プロジェクト(2021~25年)の最終段階となる和盛地区第4段階1万世帯分の住宅建設着工式が16日午後に行われた。金正日総書記生誕83周年を迎えた平壌が祝賀ムードに包まれる中、着工式の知らせは平壌市民たちに大きな興奮をもたらした。
都市区画形成のモデルに
朝鮮労働党第8回大会(21年1月)で示された首都建設5カ年プロジェクトの目的は、毎年大規模な新市街地を形成することで平壌の都市区画を東西と北側の各方面に拡大し、平壌市民の住宅問題を基本的に解決すること。党創建80周年を迎える25年まで毎年1万世帯ずつ住宅を建設する同プロジェクトでは、平壌市東部の松新・松花地区に1万世帯、平壌市東北部の和盛地区に4万世帯の住宅が建てられる。
同プロジェクトがスタートした21年以降、松花通り(22年)、和盛通り(23年)、林興通り(24年4月)が完成し、現在は第3段階1万世帯分の住宅建設も着々と進んでいる。一方、同プロジェクトとは別途で、平壌市中心部に普通江川岸段々式住宅街(22年、800世帯、瓊楼洞と命名)、平壌市西部の万景台周辺に大平地区住宅(23年、1400世帯)、平壌市北西部の西浦地区に前衛通り(24年、410世帯)が建設された。
今回の和盛地区第4段階住宅建設においては、1万世帯分の住宅とともに、現代的で多様な文化生活拠点も建てられる。これらの建設が完成すれば、地区一帯は都市区画形成のモデルとなり、造形芸術性と先進文明が調和したエリアに生まれ変わることになる。着工式で公開された完成予想図では、ニュータウンのシンボルになるであろう超高層のツインタワーや、多彩なデザインの高層、低層の住宅および施設群など、期待感の高まる建設ビジョンが示された。
党大会で決定された目標だけでなく、追加の計画も毎年達成してきた平壌市の生活住宅建設部門は、党第8回大会で示された国家経済発展5カ年計画において最も安定的に急速な発展を遂げている部門となっている。平壌市生活住宅建設部門の24年成長率は、20年比で391%という驚くべき数字を残している。和盛地区第4段階の建設事業でも、高いデザイン性と機能性を備えた圧巻のニュータウンを早いスピードで完成させることだろう。
金正恩総書記が着工式で行った演説では、首都建設に関する党の政策構想がいくつか示された。
党は和盛地区における住宅建設の完了後、次の段階として平壌市東部の江東方面へと新市街地の建設を拡大させていく。江東郡では24年3月に江東総合温室農場が竣工し、今年2月6日に「地方発展20×10政策」に基づいて病院と総合サービスセンターの建設着工式が行われた。
党はまた、黎明通りが位置する大城区域に主要科学研究所や技術大学、軍官学校を、平壌市東北部の和盛地区から三石区域の聖文洞までの区間に数万世帯の現代的な住宅を建設する。さらに、平壌中心部に位置する船橋区域のトゥンメ洞地区、牡丹峰区域の月香洞地区、兄弟山区域の下堂洞地区をはじめとした、平壌市内の立ち遅れた地域と郊外の古くて後進的な生活文化地域をリニューアルする。
これらの構想は党大会で報告され、次期党中央委員会の主要事業として引き継がれる予定だ。
(朝鮮新報)