ランナーと応援者が一つに/大阪同胞マラソンに記者が初挑戦
2025年02月16日 08:17 スポーツカメラ片手に全力疾走
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外周を快走するランナーたち
今年で68回を数える大会出場者のなかには、自己ベストの更新や入賞を目標に掲げる同胞もいれば、仲間たちと共に完走を目指したり、大会を運動不足解消のきっかけにしたいと考えるランナーもいる。本番までにそれぞれが重ねてきた努力と情熱は十人十色だ。
そんな伝統ある大会に筆者が出場することになった。総聯大阪府本部の宣伝文化部長から大会の取材を打診された際に「『記者が走ってみた』みたいな形式のレポートを掲載できたら面白そうですよね」という筆者の発言がきっかけだった。後日、正式に取材することが決まったと報告すると、「エントリーしておいたから」とまさかの返答が。冗談半分で放った一言が実現することになった。
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子どもたちのランニングを見守る保護者たち
大会は、関西各地でも積雪が記録された最強寒波が近畿地方に到来したなかで行われた。競技場には、園児から高齢者までのランナーら約1千人が、スタンドには子どもたちや地域同胞たちの快走を一目見ようと大勢の保護者、関係者たちが集まった。
筆者が出場する一般男子マラソンの開始までシニアウォーキング、幼稚班、初級部マラソンのようすを取材。世間話をしながら元気にウォーキングを楽しむ高齢同胞、スタンディングスタートのポーズをバッチリ決め、やる気満々の児童もいれば、泣きながら