事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~ 鎮魂の鐘十六地蔵モニュメント
2025年02月14日 09:00 歴史【所在地】 大阪市大正区南恩加島3-6-11
【建立日】 2003年1月29日
【建立者】 大阪市立南恩加島小学校
1945年、徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)の真光寺に、南恩加島国民学校(現大阪市立南恩加島小学校)に通う児童たちが集団疎開していた。同年1月29日、小学3年生たちが原因不明の火災に見舞われ犠牲となった。犠牲者の中に朝鮮人児童もいた。火災の翌年、児童らの供養のために、貞光町の町民や徳島県内の学校関係者らが真光寺境内に「十六地蔵尊」を設置。それから54年後の2000年に、南恩加島小学校に通う児童が「徳島県には十六地蔵があり自分たちの学校にはないのはおかしい」と話したのをきっかけに、03年に同校校内に十六地蔵のモニュメントを設置した。校舎には犠牲者の肖像画も掲示されている。
(朝鮮新報)