〈口演大会2024〉学生中央口演大会の作品から/西日本大会・お話
2025年02月21日 09:30 民族教育元気与える「特効薬」に/京都初級・張潤樹さん
2024年度在日朝鮮学生中央口演大会(東・西日本に分かれて開催)には、総勢約400人の児童・生徒たちが出場した。演劇や漫才、芸術宣伝などの部門に出場した児童・生徒たちは、日常での実体験を基に感じた心情や疑問、気づきを作品に込めた。
「皆さんは『特効薬』という言葉を聞いたことがありますか?…世界には色んな薬があるけれど、私にとっては『アボジ』が私の特効薬なんです」
西日本大会のお話部門に出場した京都初級の張潤樹さん(初5)は、聴衆にこう語りかけながら、父親が自分の「特効薬」たる所以を展開していく。
2年前、突然の腹痛で緊急入院することになった張さん。「1人では寝れない!」と泣きつく張さんのために、コロナ禍のなか、父がずっとそばで看病してくれたエピソードを語る。
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優秀作品発表会の舞台でお話を披露する張潤樹さん
「腹痛の原因を知り、それに合った薬を飲むと徐々に回復していきました。けれど、