「日本と朝鮮を結ぶ全国ネットワーク」結成/ 中央・地方86の友好団体が参加
2025年02月10日 19:10 社会国交正常化、在日朝鮮人の権利確立を
「日本と朝鮮を結ぶ全国ネットワーク」(日朝全国ネット)結成総会が8日、東京・千代田区の日本教育会館で行われた。日本側からフォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)をはじめとした日本各地の朝・日友好連帯組織、朝鮮学校支援団体、朝鮮半島平和促進団の代表やメンバーたち、国会議員、大学教授、記者、文化人ら、朝鮮側から来賓である総聯中央の朴久好第1副議長兼組織局長と徐忠彦副議長兼国際局長、各地の総聯本部委員長や国際活動担当の活動家たち、中央団体・事業体の責任者らが集まり、150人収容可能な会場が超満員となった。
友好交流に新たな1ページ
各地の朝・日友好団体は長年にわたり朝・日交流と連帯の深化に取り組み、朝・日国交正常化、在日朝鮮人への差別撤廃、植民地主義の払拭のためにさまざまな活動を行ってきた。しかし、米国をはじめとした西側勢力の一貫した対朝鮮敵視政策、米日韓の軍事協力強化を受けて、朝・日友好の取り組みは困難を伴ってきた。そこで今回、朝・日の交流と連帯、朝鮮半島の平和に取り組むすべての組織の連携を再び強化する運びとなった。
日朝全国ネットの活動目的は、日本と朝鮮のあるべき将来を見据え、友好連帯の活動を各地で積極的に進めること。活動としては、①日朝国交正常化(日朝市民交流強化、朝鮮訪問活動、植民地支配の歴史清算)、②在日朝鮮人の権利確立(民族教育権の確立、朝鮮学校への差別撤廃、在日朝鮮人差別の排除)、③東北アジアの平和と安定(朝鮮戦争の終結と平和協定締結)に取り組む。2月7日現在、日朝全国ネットには18の中央団体、37の都道府県から68の地方団体、計86団体が参加し、国会議員、県議会議員、大学教授、記者、文化人など21人の個人も名を連ねている。