〈ハルビン冬季アジア大会 〉フィギュアに３人の朝鮮選手が出場

訪日したリョム・デオク選手も

７日に中国・ハルビンで開幕する第９回アジア冬季競技大会（～14日）のフィギュアスケート競技に３人の朝鮮選手が出場する。

冬季アジア大会は、前回の札幌大会（2017年）以来８年ぶり。スノーボード、カーリングなど計11のウィンタースポーツ競技が行われる今大会で、朝鮮はフィギュアスケート男子シングルにロ・ヨンミョン選手（24）、ペアにリョム・デオク（26）、ハン・グムチョル選手（25）が出場する。

札幌アジア大会で演技を見せるリョム・デオク選手（写真上、撮影=盧琴順）

中でもリョム・デオク選手はかつてペアを組んだキム・ジュシク選手と共に、17年の札幌冬季アジア大会で銅メダルを、18年の平昌五輪では総合13位を獲得した、国際経験が豊富な選手だ。リョム選手は、新たにハン・グムチョル選手ペアを組み、昨年９月、ISUロンバルディア杯で国際大会復帰を果たした。17年の札幌冬季アジア大会、19年の世界フィギュアスケート選手権（さいたまスーパーアリーナ）など、来日経験もあるリョム選手。19年の世界選手権の開催時には、キム・ジュシク選手や監督らと共に埼玉初中を訪問して在日同胞から一躍人気を集めた。

男子シングルは、11日にショートプログラム、13日にフリーが行われ、ペアは、11日にショートプログラム、12日にフリーが行われる。同競技の出場ペアは、日本の2組を含む計6組。朝鮮選手らのメダル獲得に期待がかかる。

（鈴）