〈金剛山歌劇団沖縄公演〉笑い、泣いた珠玉のステージ/1100人を魅了【1報】
2025年01月31日 14:27 文化・歴史金剛山歌劇団50周年記念沖縄公演(主催=同実行委)が30日、沖縄県那覇市の那覇文化芸術劇場なはーと大劇場で催された。
この日の公演を、金剛山歌劇団の金正守団長、実行委員会の白充、親川志奈子両共同代表のほか、沖縄公演を一目見ようと遠方から訪れた同胞、県内各地から駆けつけた沖縄の市民ら約1100人が観覧した。
47年ぶりとなる沖縄公演への注目度は高く、劇場内は開演前から賑わう来場者たちで熱気に包まれた。
沖縄県立芸大琉球芸能専攻OB会のメンバーによる古典舞踊や沖縄伝統楽器の特別ステージで幕開けした公演は、24年度巡回公演のテーマ「道」にちなんで、歌劇団のこれまでの道のりを表すような演目群で構成された。また、今公演で特別に披露された男声独唱「トラジの花」では人民俳優の李栄守さんが弾き語りをし、中高生から大人までが涙をぬぐう光景がひろがった。
観客たちは、在日朝鮮人のプロアーティストとして、民族伝統芸能を逞しく引き継ぐ団員たちの珠玉のステージに魅了され、拍手喝采した。
(文・韓賢珠、写真・盧琴順)