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初のディナーショーが実を結んだ「歌劇団京都応援隊」

2025年01月24日 09:06 文化・歴史

“家に戻ったかのような心の拠り所を”

事務局を含めた実行委員たちと出演者たち

京都で初めての試みとなった金剛山歌劇団お昼のディナーショー「품(プム)」(13日)。新春を華やかに彩った優美な舞踊や歌と演奏は、約200人の観客たちに勇気と希望を与えた。

きっかけは「コロナ禍」

盛況に幕を閉じた金剛山歌劇団お昼のディナーショーの立役者となったのは、実行委員を務めた「歌劇団京都応援隊」(以下、応援隊)のメンバーたちだ。

応援隊が結成されたのは新型コロナウイルスが猛威を振るっていた2021年。応援隊の呉政代・代表(76、女性同盟京都府本部顧問)が立ち上げに奔走した。コロナ禍による行動制限が求められていた当時、金剛山歌劇団もそのあおりを受け、公演を満足に開くことができない厳しい状況に直面していた。「祖国と同胞社会をつなぐ金剛山歌劇団をコロナ禍でも応援することができないか」。呉代表の思いと呼びかけに共鳴した金由美さん(66、文芸同京都委員長)、そして京都出身の歌劇団団員たちの母親である朴貞任さん(57)、高純美さん(57)、権展子さん(47)らも加わり、応援隊が結成された。

民族芸術を通じて、祖国の息吹を同胞たちに届け、日本市民には朝鮮への理解を図り、朝・日友好の懸け橋となる-。応援隊のメンバーたちは、同胞社会における金剛山歌劇団の役割と意義を再確認し、新たな一歩を踏み出した。

観客たちと記念写真を撮る金成大さん(中央)

金成大さん(歌手)の母・朴貞任さんは、「数十年前に比べて、同胞芸術団体を支える力が全国的に縮小しているなかで、

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