ハマスとイスラエルが停戦合意

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。

インフル拡大と風邪の流行

日本で感染症が拡大している。厚労省は17日、インフルエンザの新規感染者数（6日〜12日）が17万2417人であったと発表した。また、同期間の新型コロナウイルス感染者数は3万4857人となり、2週間ぶりの増加となった。

一方で、各国ではヒトメタニューモウイルスの感染も報告されている。ヒトメタニューモウイルスとは、2歳までに世界人口の約80%が感染するウイルス。症状は風邪と同様だ。

朝鮮中央通信によると、中国での感染者数は呼吸器ウイルス感染者全体の6・2%で、新型コロナを上回っているという。同通信は他にも、インドネシア、インド、パキスタン、ベトナムで感染者が発生していると伝えた。

SNS上や一部報道では、中国の春節を控えて不安がる声や、排斥の声が上がっている。しかし、東京大学新世代感染症センターの古瀬祐気教授は「中国からの渡航者を止めたところで、流行を止められる可能性は高くない」と指摘。福岡厚労大臣は「中国における流行により、直ちに特別な対応が必要とは考えていない」との見解を示している。

専門家たちは対処法として、手洗いやうがいといった基本的な衛生管理を行うことが大切だと強調している。

ハマスとイスラエルが停戦合意

ハマスとイスラエルの停戦合意が19日に発効した。20日未明にはイスラエルによって拘束されていた90人のパレスチナ人が解放された。また人道支援物資を載せたトラック630台以上がガザに入った。国連衛生センターの報告によると、ガザ地区の約70%が破壊または損傷しているという。イスラエルは、飢餓をも武器として用いたため、ガザの甚大な人道危機は去っていない状況だ。