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〈学美の世界 71〉「逸脱」の魅力/金明和

2025年01月13日 10:37 寄稿

アートは、人の内面を表現するものであり、時としてその表現は予期せぬ方向へと展開する。特に児童美術やアール・ブリュット作品に見られるような純粋で切実な表現は、しばしば逸脱という形で現れる。

現実の枠組みや形式から解放された創造的な自由さは、往々にして社会的な規範や既成の価値観を越えて行動することを意味する。純粋な表現は必ずしも社会の期待に沿うものではなく、逸脱として捉えられることもある。その逸脱こそがアートに新たな視点をもたらす原動力となり、鑑賞者に強い印象を与える。

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