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〈二十歳の集い2025〉立派な青年へ、成長誓う/広島

2025年01月15日 17:54 在日同胞 暮らし・活動

第3部祝賀宴の祝賀公演は大いに盛り上がった

広島市内のホテルで11日、「2025年広島同胞新春の集い・二十歳を迎える広島同胞青年を祝う会」(主催=総聯広島県本部、主管=朝青広島県本部)が開かれ、総聯本部の呂世珍委員長をはじめとする活動家や、新成人たちとその家族ら、社会民主党広島県連合の黒川冨秋副幹事長、原水爆禁止広島県協議会の金子哲夫代表委員、朝鮮学校弁護団の足立修一団長、アイ女性会議広島県本部の貴田月美議長など、同胞と日本市民ら合わせて150人が参加した。

第1部の新春講演会では、共和国創建76周年慶祝在日本朝鮮人祝賀団の一員として、昨年9月に祖国訪問を経験した商工連合会の許勇虎副理事長兼総務部長が講演を行った。

続いて、第2部の20歳を迎える同胞青年を祝う会、第3部の祝賀宴が行われた。

第2部ではまず、成人を迎えた18人の同胞青年たちが参加者たちの祝福の拍手に包まれながら入場。新成人たちは紹介を受けた後、感謝の言葉や抱負を述べた。

各地から寄せられた祝電が紹介され、行事の実行委員と、朝青本部及び各支部からの記念品がそれぞれ新成人たちに贈呈された。

新成人を代表し、朝鮮大学校外国語学部の金侑依さんが決意表明をした。金さんは「朝鮮人としての誇りを胸に、先代の貴い業績と伝統を受け継ぎ、同胞社会の今後を担える立派な青年になる」と誓った。

食卓を囲み思い出話に花を咲かせた新成人たち

在日本朝鮮広島県商工会の李英一会長による乾杯の音頭で第3部の祝賀宴が始まった。祝賀宴では、広島朝鮮歌舞団や文芸同広島支部による祝賀公演、ゲーム企画などが行われ、各団体が新年の抱負などを語った。公演の終盤では参加者たちが踊りに参加するなど、同胞たちの朗らかな笑い声が飛び交う明るい宴会となった。

幼稚班を含めた15年間、広島初中高に通った河莉杏さん(広島市立大学)は、「同じ民族であり、特別な存在である同級生たちと、新成人を祝うことができてとても嬉しい」とし、同胞たちへの感謝を述べた。また、「愛する母校である広島初中高を守り、発展させる活動の力になりたい」と語った。

趙進吉さん(52)はこの日、息子の趙在芯さん(朝大経営学部)の晴れ姿を見届けた。進吉さんは「在芯が朝大で自立した生活を送り、人前で堂々と振る舞えるのは、広島のハッキョや同胞社会がしっかり育ててくれたからだ」と語った。息子へ「何事にもチャレンジし、後悔しない人生を送って欲しい」とエールを送った。

(朴忠信)

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