違いを認め、尊重し合う連帯を/「日朝友好広島県民の会」2024年度総会
2025年01月09日 09:30 暮らし・活動「日朝友好広島県民の会」2024年度総会が昨年12月18日、広島市留学生会館(広島市南区荒神町)で開催され62人が参加した。
冒頭の挨拶で高橋克浩共同代表(広島県平和運動センター議長)は、取り巻く環境が好転しない状況の中でも会の趣旨に賛同し活動に励む参加者たちに謝辞を述べた。
続いて大瀬敬昭事務局長(広島県平和運動センター)が、24年度の活動報告を行った。
報告では、①宮島訪問税の課税免除が広島朝鮮学園に適用されないことに係る抗議と要請、②伊藤孝司写真展「在朝被爆者と平壌の人びと」広島展の開催、③広島朝鮮学園への支援および財政支援の一環として催したチャリティーコンサート・金剛山歌劇団広島公演のチャリティー金を学園に寄付したことなど多岐にわたる活動について発言があった。また高校無償化裁判が終結して以降の取り組みとして行われている「朝鮮学校を支援する全国弁護士フオーラム2024IN広島」の集会成功に協力したことなども報告された。
そして、これからの取り組みの柱として、①日朝国交正常化の実現をめざし、朝鮮に対する制裁措置の解除、対話再開のため全国的な運動に結集し、日本政府に対する働きかけを強化していくこと、②朝鮮学園への無償化適用と補助金再開のための取り組み強化、③民族教育への財政的な支援、④在日朝鮮人に対するあらゆる差別・偏見を許さず、民主的民族諸権利を擁護する取り組みを強化することが確認された。
また当面は、①広島初中高への補助金支給と関連し、関係組織や人権団体等と連携した取り組みを行うこと、②広島朝鮮学園を支援する取り組みを通じて、日朝友好の基盤を拡げていこうとのアピールがあった。
会計報告の後、予算案の提案、新旧役員の紹介で第1部が閉幕した。
第2部では広島・福岡朝鮮歌舞団による小公演と演劇「三年峠」が披露された。朝鮮半島の文化芸術を通じて、違いを認め合い、尊重し合う大切さを伝えた各ステージは大絶賛を浴びた。
【日朝友好広島県民の会】