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新型極超音速IRBMの試射成功

2025年01月08日 13:28 総書記の活動 軍事

飛行および誘導制御システムに新方式を導入

朝鮮中央通信によると、朝鮮ミサイル総局による新型極超音速中長距離弾道ミサイル(IRBM)の試射が6日、成功裏に行われた。

新型の極超音速中長距離弾道ミサイルの試射に成功した(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

試験は、変化する地域の安全環境に応じて潜在的な敵に対する戦略的抑止の持続性と効率を向上させるための国防力発展計画事業の一環として行われた。

今回の試射では、新型極超音速ミサイルのエンジン胴体の製作に新しい炭素繊維複合材料が使われ、飛行および誘導制御システムにも蓄積された技術に基づく新しい総合的かつ効果的な方式が導入された。

平壌市郊外の発射場から東北方向へ発射されたミサイルの極超音速滑空飛行戦闘部は、マッハ12(音速の12倍)の速度で1500キロを飛行。1次頂点高度99.8キロ、2次頂点高度42.5キロを記録し、予定された飛行軌道に沿って飛行して、公海上の目標想定水域に正確に着弾した。試射は、周辺諸国の安全にいかなる否定的な影響も及ぼさなかった。

試射をモニター監視システムで参観した金正恩総書記は、われわれが極超音速IRBMのような威力ある新型兵器システムを絶えず更新していることを疑う余地もなく証明したとし、このような兵器システムを保有している国は世界に数カ国しかないだろうと言及した。

総書記は、新型極超音速ミサイル開発の基本目的は、すべての軍事強国の志向的な目的と同様、われわれも戦場の局面を変える手段、すなわち誰も対応できない兵器システムを戦略的抑止の枢軸とし、国の核戦争抑止力を引き続き高度化するところにあると指摘したうえで、これは、攻撃的な構想と行動ではなく、明白に自衛のための構想と努力だと強調した。

総書記は、今回の試験を通じて、展望的な脅威にも十分に対処できる国防技術力の潜在性と発展速度を誇示し、自らの合法的利益を守るためにわれわれが何をしており、また任意の手段も使用する万端の準備ができていることを敵にはっきりと見せ付けたとし、極超音速ミサイルシステムは、わが国家の安全に影響を及ぼしかねない太平洋地域のいかなる敵をも確実に牽制するようになるだろうと警告を送った。

そして、われわれは決して容易ならぬ技術力を獲得したとしながら、これは、自衛力強化における明白な成果であり、一つの特大事変だと強調した。

(朝鮮新報)

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