軍隊間の協力関係発展へ/ロシア軍事代表団が訪朝
2024年12月03日 13:07 軍事11月29、30日にかけてアンドレイ・ベロウソフ国防相を団長とするロシア連邦軍事代表団が、朝鮮国防省の招待で朝鮮を訪問した。29日に行われた朝ロ国防相会談では、両国軍隊間の戦略的・戦術的協同を強化していく問題と相互関心事の地域および国際問題が討議され、完全な見解の一致が見られた。
関係強化で安全を保障
金正恩総書記が29日、ベロウソフ国防相と会見した。
談話では、国防分野をはじめ朝ロ両国の包括的戦略パートナーシップをよりいっそう深化・発展させ、激変する地域および国際安保環境に対処して、両国の主権と安全利益、国際正義を守る問題について幅広い意見が交わされ、満足な見解の一致を見た。
総書記は、最近、ロシアの政府と軍隊が決行した対ウクライナ対応打撃は、無分別な軍事冒険主義に執着する米国と西側、ウクライナに事態の深刻さとロシアの強硬対応意志を認識させる時宜にかなった効果的な措置であるとし、朝鮮政府と軍隊、人民は今後も、帝国主義覇権策動に立ち向かって国家の主権と領土保全を守ろうとするロシアの政策を変わることなく支持すると確言した。
また、強力な朝ロ関係は両国人民の福利を図り、地域の情勢を緩和させ、国際的な戦略的安定を保障する有力な安全保障装置であるとし、6月の朝ロ平壌首脳の対面で成し遂げた合意にのっとって両国の関係を政治、経済、軍事をはじめとする諸分野にわたってより活発に拡大・発展させていく意志を披歴。平壌は常にモスクワと共にあることをもう一度確言した。
同日、朝ロ国防相会談が行われた。
努光鉄国防相は、6月の朝ロ平壌首脳の対面以降、両国国防省間の交流と協力が高位級代表団の相互訪問などを通じて活発に行われていることを評価し、ロシア軍事代表団の今回の訪朝が両国軍隊間の友好および相互協力と関係の発展を促す重要な契機になるものとの確信を表明した。
ベロウソフ国防相は、両国間の包括的戦略パートナーシップに関する条約が北東アジア地域で安定者的役割を果たしていると述べ、複雑な国際情勢の中で互恵的な協力をいっそう拡大していく意向を述べた。