【寄稿】プラハから届いた「朝鮮のあかい旗」/鄭栄桓
2024年12月07日 09:00 寄稿中野重治のエッセーに導かれ
作家・中野重治(1902-79)に「朝鮮の旗」というエッセーがある。朝鮮総聯(朝鮮時報の前身の日本語紙)第33号(1958年9月1日付)に掲載されたこの小文は、中野と太極旗や朝鮮民主主義人民共和国旗などの旗との出会いを記したものだが、とりわけ私が強く興味を惹かれたのは、「朝鮮のあかい旗」のポスターに関するエピソードである。
作家・中野重治(1902-79)に「朝鮮の旗」というエッセーがある。朝鮮総聯(朝鮮時報の前身の日本語紙)第33号(1958年9月1日付)に掲載されたこの小文は、中野と太極旗や朝鮮民主主義人民共和国旗などの旗との出会いを記したものだが、とりわけ私が強く興味を惹かれたのは、「朝鮮のあかい旗」のポスターに関するエピソードである。