第3回法律・生活セミナーを共催/台東同胞生活相談センターと同胞法律・生活センター
2024年12月08日 09:00 暮らし・活動東京・台東同胞生活相談センターと同胞法律・生活センターの共催による第3回法律・生活セミナーが11月28日、台東朝鮮会館で開催され、地域の同胞、関係者など約30人が参加した。
両団体によるこのコラボ企画は、昨年11月、今年6月に続いて3回目となる。
今回は弁護士で同胞法律・生活センター専門相談員である河景浩さんが講師を務め、「労務トラブル 起こったらどうなる? 起こらないようにどうする?」と題して講演を行った。(詳報7面)
河景浩弁護士は、サービス残業(時間外労働)、パワハラ、セクハラについての基礎知識やその具体例をあげて、対処法、注意点などについて自身の体験も交えながらわかりやすく解説した。講演後には質疑応答があり、参加者たちは労務トラブルについての認識を深めた。
50代の参加者は、「パワハラ、セクハラに限らずさまざまなハラスメントの類型と定義について知ることができた。自分も知らないうちにしていることがないか振り返る機会になった」と気を引き締めていた。
これまで3回のセミナー共催に関わり、司会を務めた同胞法律・生活センター事務局の宋恵淑さんは、「台東地域には同胞の事業者、とくに飲食店経営者が多い。同胞商工人たちのニーズに適ったテーマについて、地域の同胞たちと一緒に、同胞の専門家に聞けてありがたいという反響がある。敷居が低いのでリピーターも多い」と話した。
同セミナーは来年も2回開催される予定だ。
(姜イルク)