〈第46回コマチュック〉食事サポート編②手作りスープでパワー全開【動画】
2024年11月09日 07:39 スポーツDIGITAL SINBOでは、「第46回在日朝鮮初級学校中央サッカー大会」(コマチュック大会)(11月7~9日、大阪)の特設ページ(https://chosonsinbo.com/jp/koma2024/)を開設しました。特設ページでは、チーム情報や試合結果、速報など、さまざまな情報を発信していきます。ぜひご覧ください。
「第46回在日朝鮮初級学校中央サッカー大会」(7~9日、大阪・堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター)の大会期間には、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるように各チームがさまざまな食事サポートを行っている。
大阪初級では大会期間、手作りの日替わりスープが選手たちに振舞われた。保護者の安充心さん(49)、金華仙さん(46)によると、これは昨年度のコマチュックにつづいて2年連続の取り組みだという。
「昨年度に初6のオモニたちがしてくれたスープ作りがすごくありがたくて、今年も同様の取り組みをする運びとなった」(金華仙さん)。事前協議で話されたのは「全般的に子どもたちの食が細いことと、大会期間の気温低下が予想されること。そこで、オモニたちの『ソンマッ』(手作りの味)で、食欲の湧く温かいスープを作ろうと決まった」(安充心さん)
オモニたちは選手たちの飽きが来ないようにと、今大会1日目にワカメスープ、2日目に豚汁、3日目にトックッ風のスープを分担制で用意した。
2日目の昼食時、チームテントの下では美味しそうに豚汁をすすり、おにぎりにかぶりつく選手たちの姿があった。中には、豚汁をおかわりする選手までいる。感想を聞くと、「マシッソヨ!」と即答する選手たち。「子どもたちが喜ぶ姿が嬉しい。それだけで心が満たされます」と金華仙さんは微笑んだ。
オモニたちの愛情を胃袋いっぱいに溜め込んだ大阪初級の選手たちは、本戦1部で準決勝に進出した。9日には決勝進出をかけて埼玉と対戦する。
(李永徳)