和歌山青商会がCFで学校支援募る/12月28日まで
2024年11月21日 16:29 民族教育和歌山県青商会が3日からクラウドファンディング(特設ページ)を実施している。今回のCFを通じて集まった寄付金は主に和歌山初中の老朽化した給水ポンプ修繕費に充てられる。支援金額は1千円から。
学校創立66周年を迎える和歌山初中では設備の老朽化が進んでいる。中でも、児童・生徒が利用する給水ポンプと、教員寄宿舎用のポンプは度重なる不具合により、この度、専門業者の判断を受け、取り換えが決まった。
和歌山県は2002年から教育振興のために同校へ補助金を交付してきた。しかし、文科省が各自治体宛に朝鮮学校への補助金再考を求めた「3.29通知」をきっかけに、県当局は「朝鮮総聯とのかかわり」を口実に、和歌山市は、朝鮮から送られる教育援助費を口実に16年度から補助金の廃止を決定。以来、行政による公的補助はなく、学校の設備更新もままならない状況が続いてきた。
金栄哲校長は、CFの特設ページを通じて「互いに支え助け合いながら生きていく。そのような、児童・生徒が学び育っていくウリハッキョの環境づくりのために、みなさま、どうかお力添えください」と協力を呼びかけている。
募集期間は12月28日まで。21日現在、サポーター数は96人にのぼり、目標額の64%に達している。
(晟)