対朝鮮「人権決議案」を全面排撃/国連駐在朝鮮常任代表部が公報文
2024年11月06日 09:22 対外・国際EUが国連総会に提出
朝鮮中央通信によると、国連駐在朝鮮常任代表部は6日、欧州連合(EU)が第79回国連総会第3委員会に対朝鮮「人権決議案」を提出したことを、政治的挑発行為だと非難した。
公報文によると、国連駐在朝鮮常任代表部は、EUが今回再び提出した「決議案」を主権尊重と内政不干渉を明示した国連憲章と、対話と協力を通じて人権の真の保護・増進を成し遂げるための国連加盟国の努力に背馳する政治謀略文書、対決文書と烙印を押し、全面排撃した。
公報文は、「人権先進国」と自称する欧州諸国が世界的な人権保護・増進のための活動に及ぼした害影響は実に重大であり、何をもってしても覆い隠すことはできないとしながら、欧州地域に蔓延する人種差別と性暴行、移住民虐待、人身売買、警察暴力など制度的で、広範囲な人権蹂躙行為は世人をして欧州の政客が説教する「人権」うんぬんがどんなに荒唐無稽で、偽善的であるのかを如実に示していると指摘した。
公報文は、人権の被告席に立って国際社会の厳正な審判の対象になるべきEUが自省どころか、他国の人権実態について勝手に点数をつけ、訓示を垂れようとすることこそ盗人猛々しいことの極みであり、人権に対する我慢できない愚弄、冒瀆であると主張。いかなる国際法もEUに自らの二重基準的物差しを持って主権国家の内政にむやみに干渉することのできる権限を付与しなかったと釘を刺した。
さらに、EUは、米国の対朝鮮敵視政策に追従して不法非道な反朝鮮「人権」騒動に執着するほど「戦略的独自性」ではなく「戦略的隷属」へいっそう深く陥っている自らの哀れな境遇だけを浮き彫りにするようになるということをはっきり銘記すべきであろうと警告した。
公報文は、朝鮮の人権保障制度と実状がどうであるのかは大陸向こう、大洋向こうにいる偽善者ではなくわが人民自身が評価するとしたうえで、朝鮮は、朝鮮式社会主義制度に復讐の念を抱いて人民の幸福で自主的な生を侵奪しようとする敵対勢力のいかなる試みも絶対に許さず、最も責任的で積極的な努力でわが人民の真の人権をよりしっかり守っていくと表明した。
(朝鮮新報)