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〈時事エッセー・沈黙の声 53〉トランプ復権、混迷の中東情勢はどこへ/浅野健一

2024年11月15日 11:40 寄稿

市民レベルでパレスチナ連帯を

11月5日投開票の米大統領選挙で、共和党のトランプ前大統領が再び大統領に就任することになった。一期目に、エルサレムを“首都”と認定して米大使館を移すなど、強力なイスラエル寄りの姿勢を見せてきたトランプ氏の復権で中東情勢はどのように変化するのか。

「親イスラエルの大統領」

米メディアは11日、トランプ氏がフロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員(共和党)を国務長官に指名すると伝えた。ルビオ氏は中国やイランに対する強硬派として知られ、2018年に「中国共産党は米国の技術を盗み取り、人類史上最大の違法な富の移転をやってのけた」と発言した。安全保障政策担当の大統領補佐官には元軍人のマイク・ウォルツ下院議員を起用する方針。米国が日韓と共謀して企む対中戦争、休戦中の朝鮮戦争の再開を阻止することが国際社会の共通課題となった。

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