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民族教育発展へ力を一つに/東京第1初中新校舎竣工10周年記念祝賀祭で

2024年11月10日 14:19 民族教育

新校舎の建設委員会メンバーらが壇上にあがった

10月27日に行われた東京第1初中新校舎竣工10周年記念祝賀祭は、来年の学校創立80周年に向けて、同胞、保護者、教職員たちが学校の発展のために力を合わせていくきっかけとなった。

学校発展のための2本柱

東京第1初中の児童、生徒たちが学校生活を送っている現在の校舎は、2014年に竣工された。11年の東日本大震災以降、校舎の老朽化の進行と耐震問題が喫緊の課題として提起され、翌12年3月に新校舎建設委員会を発足。頑丈で安全な校舎で子どもたちの学習環境を担保するため、同校学区(荒川、台東、北、文千、千葉・東葛)の同胞たちを中心に大衆的な寄金運動が展開された。そして13年12月に鉄筋コンクリート3階建ての現在の校舎が建設された(竣工は翌年4月)。また、同校舎は荒川区の災害時帰宅困難者一時滞在施設に指定されており、地域同胞のみならず近隣住民たちの緊急時の共助の場としての機能を果たしている。

これまで682人の園児、児童、生徒たちが新校舎で学び、卒業生たちは同胞社会、日本や国際社会で活躍している。新校舎建設委員会の委員長を務めた同校教育会の洪萬基会長は「民族性を守りながら多くの能力を養い、集団のなかで自身の役割を発揮する。ここに民族教育の優位性がある」と語る。

しかし、近年は児童・生徒数の減少が進み、そのうえコロナ禍も重なり、学校運営も難しい状況にある。

生徒たちによる公演が行事に花を添えた

新校舎竣工10周年記念祝賀祭は、来年の学校創立80周年に向けて、同胞たちの愛校心を呼び起こし、民族教育の発展のために力を合わせていくきっかけを築くために行われた。

祝賀祭では、創立80周年に向けて同校が取り組んでいくプロジェクトが発表された。プロジェクトは、学校の魅力増進と支援者拡大の2本柱となっている。

同校の黄尚奎校長は、学校を取り巻くさまざまな課題の突破口を開いていくためには

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