事実がそこに～各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑～ 朝鮮人追悼碑（紀州鉱山で亡くなった朝鮮人を追悼する碑）

【所在地】三重県熊野市紀和町板屋110-1

【建立日】2010年3月28日

【建立者】紀州鉱山で亡くなった朝鮮人を追悼する碑を建立する会

紀州鉱山には、1940年から45年までに、延べ1300人を超える朝鮮人が強制連行され労働を強いられた。同鉱山の運営主体は、日本軍が軍事占領した海南島で田独鉱山を経営していた石原産業。「建立する会」の調査によると、紀州鉱山での朝鮮人死亡者は35人で、同会は日本政府や日本軍、戦犯企業らによる犠牲者を追悼し、その歴史的責任を追及しようと2010年に追悼碑を建立した。碑前には犠牲者の名を刻んだ35個の石が置かれた。同碑を正面にして右側には、15年に設置された「朝鮮人追悼碑」がある。

（朝鮮新報）