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川崎同胞と共にリスタート/新校舎建設までの道のり

2024年10月25日 09:09 民族教育

20日、川崎初級新校舎が竣工式を迎えた

20日に竣工式を迎えた川崎初級の新校舎には、川崎同胞たちが「未来」に寄せる愛が詰まっている。川崎地域では解放後に7カ所に開設した国語講習所を、翌年の11月に川崎朝連初等学院に統合し、1955年4月1日には川崎朝鮮初級学校に改称した。

1970年に建設された鉄筋4階建ての校舎は半世紀の間、地域同胞たちの拠点として多くの愛情を受けてきたが、時の経過と共に老朽化が進んでいた。

2020年3月、校長と教育会の理事たちが児童たちの安全と川崎民族教育の未来のために話し合いを始めた。

新校舎建設委員会の石昌鎮委員長(教育会理事)は「川崎同胞社会の貴重な財産である学校と民族教育を守り、発展させていくのは自分たちの世代に課せられたもっとも重要な使命だった」とし、「誇らしい教育環境を整えた新校舎を建ててこそ民族教育を代々、守っていけるという思いで、誰もが羨むほどの新校舎を建てようと決心した」と振り返った。

竣工式2部で行われた同胞大合唱

そうして、22年5月に総聯、女性同盟の支部と分会、商工会、青商会、朝青の役員たち、教育会とアボジ会、オモニ会役員をはじめとする40人で構成された建設委員会が立ち上げられた。

建設委は学校運営の正常化、児童数増加、教育目標の明確化という3つの目標を掲げ、その実現のための突破口を開こうと新校舎建設事業を「川崎WAプロジェクト」と銘打って推進した。WAには新たな支援の輪、様々な繋がりが生まれる学校にしたいという関係者たちの思いが込められた。

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