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事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~ 供養塔

2024年10月18日 09:10 歴史

【所在地】三重県伊賀市青山町伊勢路

【建立日】1930年

【建立者】大林組

1928年から1930年にかけて参宮急行電鉄株式会社(近畿日本鉄道の前身)が株式会社大林組に依頼し、大阪から伊勢まで一本のレールで結ぶ、名張から一志町に抜ける青山隧道の工事がすすめられた。供養塔はトンネルが完成した30年に建てられたが、事故を伝える町史からは朝鮮人犠牲者の名前は抜け落ちていたため朝鮮人犠牲者の存在は明かされずにいた。しかし、2002年に地元中学校の生徒が供養塔に刻まれた犠牲者数と町史の記載に差があることに気づいたことをきっかけに、朝鮮人8人、日本人8人、詳細不明の4人が犠牲になったと明かされた。碑には朝鮮人犠牲者の氏名が明記されている。

(朝鮮新報)

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