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〈ウリ民族フォーラム2024 in 西東京〉みなが望む学校へ、教員にも支援を

2024年10月02日 16:35 総聯 民族教育

民族教育開花期のビジョン

オープニングを飾った農楽「開花期」

「ウリ民族フォーラム2024 in 西東京」が29日、J:COMホール八王子(東京都)で行われた。ここに総聯中央の許宗萬議長、朴久好第1副議長兼組織局長、副議長たち、関東地方の総聯本部委員長たち、中央青商会の金敏寛会長、呉亨世幹事長をはじめとする各地から駆け付けた青商会役員・関係者たち、西東京地域同胞らと出演者を含む2300余人が参加した。

オープニングを飾った農楽「開花期」

西東京地域で初の開催となったフォーラムは「総聯隆盛の新時代!西東京民族教育の輝く開花期を切り拓こう!」というテーマのもと、「西東京 潜在力」というスローガンが掲げて行われた。

2部で構成されたフォーラムは、西東京第1初中、西東京第2初中の児童・生徒たちによる農楽「開花期」で幕を開けた。来場者たちの大歓声が轟く中、開会が宣言された。

園児たちによる舞台

1部「西東京民族教育 開花期への扉」では、寸劇を織り交ぜながら9カ月間に及ぶ準備過程を振り返った。ここでは、青商会会員たちの一日教員体験企画、各地のウリハッキョを訪問した企画が映像で紹介され、同胞アンケート調査の結果と分析に基づいた討論会「情報ライブ ミアネヨ」が行われた。

2部に先立ち、民族教育を支援する日本市民団体のメンバーたちが舞台上で発言し、祖国から送られてきた祝いのビデオメッセージと、万景台学生少年宮殿の児童らによる祝賀映像が上映された。

9カ月間に及ぶ準備過程を振り返る寸劇

2部「西東京青商会の実践、潜在力の発揮」では、最初に「フォーラム夢企画~100周年を迎えたウリハッキョ~」の表彰が行われた。「夢企画」は児童・生徒たちから22年後の創立100周年を迎える西東京第1、第2初中の姿をテーマに描いた作品を募集した企画。102点の作品が応募され、16点の作品がフォーラム記念誌に掲載された。そして、最優秀作品4点が舞台で発表された。

続いて、フォーラム実行委の民族教育研究部がアフタースクールの導入、教員たちへのヒアリングと、その結果に基づいた教員支援策など、この間に実践してきた活動と今後の具体的な計画について報告した。

「夢企画」を発表する受賞者たち

次に、総聯本部の李鎮和副委員長兼組織部長、西東京第1初中の金チャドル校長、西東京第2初中の申俊植校長が西東京民族教育のビジョンを語った。

発言者たちは、西東京の両校を「通いたい学校、送りたい学校、働きたい学校」にするべく、西東京民族教育対策委員会を発足させ、創立100周年までの2回に及ぶ10カ年計画「開花期プラン10+10」を推進することを発表した。

同胞大合唱「西東京潜在力」を披露したフィナーレ

その後、総聯と商工会、朝青、女性同盟、留学同をはじめとする組織・各団体代表、オモニ会、アボジ会代表と生徒らによる決意表明があり、西東京青商会の黄哲秀会長が締めくくった。

最後に「ALL 西東京」の決心を込めた同胞大合唱「西東京 潜在力」(フォーラム主題歌)が行われた。会場の2階席、3階席を埋めた地域同胞たちも出演者と同じTシャツを着て、民族教育の開花期を切り拓く覚悟と、希望にあふれる心情をこめて声高々に合唱した。

舞台上では、来年のフォーラムが広島で開催されることが発表され、プレートが広島県青商会に手渡された。

広島県青商会の許光秀会長は「来年は総聯結成70周年、青商会結成30周年、祖国解放80周年を迎えると共に、広島同胞たちが犠牲になった原爆投下80年になる年だ」とし、広島民族教育と同胞社会を盛り上げるフォーラムを準備していく決意を述べた。

(文・高晟州、写真・盧琴順)

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