【新連載】新しい未来へ―青年たちの朝・日友好運動
2024年09月17日 10:00 新しい未来へ朝青中央・尹成銖国際部長×活動家集団思想運動・大村歳一事務局責任者
青年たちが主体に、運動の持続化めざす
日本各地で朝・日友好のための草の根運動が繰り広げられている中、次世代の青年たちもこの活動で奮闘を見せている。本連載では、朝・日友好の新たな未来を拓こうとする各地の青年、学生たちの運動を紹介する。初回は、朝青中央の尹成銖国際部長(28歳)と活動家集団思想運動の大村歳一事務局責任者(29歳)による座談(本郷文化フォーラムワーカーズスクール2024夏季セミナー、7月21日、藤野芸術の家)で語られた朝・日青年たちの運動の現状と今後の課題を見る。
(司会)―日朝友好運動で得た経験、そこから見えてきたものは。
大村:朝青の人と日朝友好活動を始めたのは約3年前。当時の朝青中央の方に誘われて、都内で行われた集会に行ったのがきっかけだった。世界の反帝国主義勢力との連帯を掲げる思想運動の活動の一環として、東京や千葉を中心に日朝友好活動に取り組んでいる。在日朝鮮人の方々と活動しながら、日本の植民地支配に端を発する在日朝鮮人の置かれた状況や植民地支配の追及、日本政府が朝鮮に対して科している独自制裁を、日本のなかで国際主義と言うときには問題にして、在日朝鮮人と連帯していかなければならないとより確信するようになった。
尹:朝青は日本社会主義青年同盟(社青同)、日本青年団協議会(日青協)、全日本自治団体労働組合(自治労)青年部などの日本の青年団体と連帯を深めている。
各地では「朝鮮学校を見てみたい」という日本の青年たちの要望から朝鮮学校訪問ツアーを企画する地域が多く、そのときの懇親会では七輪を囲み、焼肉やキムチを食べるのが恒例となっている。朝鮮学校の見学は日本の青年たちに意識の変化をもたらし、高校無償化適用を求める街頭宣伝に参加するようになった人も少なくない。
日本の青年たちと活動していくうえで、朝鮮や在日朝鮮人について知っている人もいれば、まったく知らない人もいるので話し合いながらお互いを理解していく過程がとても重要となる。個人的には