米韓の核攻撃企図を糾弾/朝鮮外務省報道局対外報道室長が談話
2024年09月11日 10:15 対外・国際朝鮮外務省報道局対外報道室長は8日、談話を発表し、米国と韓国が米ワシントンで行った「拡大抑止戦略協議体」会議(4日)と初となる「核協議グループ模擬演習」(5、6日)を糾弾し、「米国との長期的な核対決に備えるための実践的措置を持続的に決行する」と強調した。
談話は、核戦争シナリオに基づいた米韓の「拡大抑止戦略協議体」会議と、その実行的措置である「核協議グループ模擬演習」に対して、「朝鮮外務省は、主権国家に対する核攻撃企図を露骨化することで地域の戦略的安定を破壊し、核の衝突可能性を高調させている敵対勢力の無分別な行動に深い憂慮を示す」としながら、強く糾弾した。
談話は、朝鮮半島と地域の安全環境が日々危うくなっている本質的根源は米国だとしながら、今年だけでも米国が「核兵器運用指針」を改正したのに続いて、韓国と「核作戦指針」をつくり上げ、日本に対する「拡張抑止力提供」に核兵器が含まれることを公式化したと言及。また、「アイアン・メイス」(7月30日~8月1日)、「乙支フリーダム・シールド」(8月19~29日)などの核戦争演習騒動を次々と繰り広げて核使用計画を実践的に検証していると指摘した。
談話は、「米国が『抑止』の看板の下、主権国家に対する核使用企図に執着している現状は、われわれをして国家の主権と安全利益を徹底的に守り、地域の安全形勢に対する統制力を高度化できるより戦略的かつ致命的な核抑止力保有の必要性を強調している」としたうえで、「朝鮮は、米国と追随勢力の核戦争狂気によってさらに加熱している朝鮮半島の安全形勢を厳格に統制・管理し、米国との長期的な核対決に備えるための実践的措置を持続的に決行する」と強調した。
(朝鮮新報)