【投稿】親の愛情に包まれて/安重根
2024年09月11日 08:00 文化親がわが子の成長や将来に期待を寄せ惜しみない愛情を注ぐ姿ほど美しく映るものはないと思う。
朝鮮新報8月7日付に掲載された、群馬初中と特別支援学校に通う廉奉道トンムの記事が目に止まった。
両親の限りない愛情を零れんばかり受けすくすく育つ奉道の成長ぶりを幼い頃から見てきた私には、この記事が非常に嬉しかった。
健常児であれ障がい児であれ、親としてすべての愛情を注ぎ育児に、教育に専念する姿ほど美しいことはないと私は思っている。
とくに障がい児を持つ親には計りしれない程の悩みがあるだろう。
溯るに私が群馬初中の校長をしていた時、奉道の両親が群馬初中の卒業生でもあることから、人知れず奉道の教育に強い関心を持ち悩みの相談も受けていた。
奉道が障がいを持つ自閉スペクトラム症「ASD」と診断されてからは両親の悩みの深さは増していたであろう。