公式アカウント

〈学生中央体育大会2024・中級部女子バレー〉大阪が3連覇

2024年09月11日 15:08 スポーツ

大阪(左)と神戸が決勝戦の舞台に上がった

朝鮮創建76周年を記念した2024年度在日朝鮮学生中央体育大会・中級部女子バレー競技が4~5日、兵庫県立総合体育館で行われた。

予選リーグから白熱した戦いが繰り広げられ、決勝の舞台には大阪中高と神戸初中が上がった。

第1セットの序盤では、神戸がリードする展開に。点数差が5点もあったが、大阪は着実に得点を重ねていき、14-14で同点に追いついた。流れを取り戻したい神戸だったが、大阪が主導権を握り続け、25-18で第1セットを先取した。

第2セットでも大阪の勢いは止まらなかった。開始早々、5点を連取した大阪は粘り強いレシーブで神戸の追随を許さない。冷静に状況を見極め、ツーアタックも織り交ぜて神戸を翻弄した。結果、25-13で第2セットも大阪が連取し、大会3連覇を成し遂げた。

3連覇を果たした大阪の選手と保護者たち

大阪中高の趙愛理主将(中3)は「試合中は、3連覇にこだわらず、ただ勝つことだけ考えた」としながら「元気溌剌なチームの持ち味を活かして、集中力を切らすことなくプレーできた」と試合を振り返る。趙主将は後輩たちに「みなで技術を磨き、声を出し合いながら楽しくバレーをしてもらいたい」とエールを送った。

朴慶雅監督は「今年のチームは団結力が強く、先輩たちの連覇を繋ごうと地道な練習を重ねてきた。努力してきた分の結果が表れたと思う」と話す。そして、3連覇の秘訣は「高級部生たちとの練習」にあるという朴監督は「高級部生たちがいい模範になった。選手たちは、かのじょたちや協力してくれた全ての方々の期待に応えようという気持ちがあった」と語った。

白熱した予選リーグ(写真は西播対神戸)

一方、3位決定戦では西播初中と尼崎初中が対戦し、西播初中が2-0で勝利した。

大会期間、在日本朝鮮人体育連合会の康浩奉副会長(大阪体協会長)、宋修日事務局長、在日本朝鮮人バレーボール協会の金君栄会長、在日本朝鮮人兵庫県バレーボール協会の趙寿來会長をはじめとする役員たちと保護者たちが熱い声援を送った。

(高晟州)

Facebook にシェア
LINEで送る