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〈関東大震災朝鮮人虐殺101年〉法政大学・愼蒼宇教授による特別講演/30日の集会で

2024年09月02日 15:27 歴史

講演に臨む法政大学の愼蒼宇教授

8月30日の集会では、法政大学の愼蒼宇教授が「関東大震災朝鮮人虐殺の歴史的背景-朝鮮植民地戦争経験の視点から―」というテーマで特別講演を行った。

愼教授は講演冒頭、「災害で犠牲となったすべての人々への追悼を行っている」として、虐殺犠牲者への追悼を拒否する小池都知事の対応や、100年に際したメディア報道において、当時の朝鮮人虐殺が「自然災害の中の一過性のできごと」として語られる現状に危機感を示したうえで「なぜ『朝鮮人暴動』というデマが官民双方から発生し、それを信じた両者が虐殺という暴走に至ることが可能であったのか」と場内の参加者たちに問いかけた。

同氏の講演では、その歴史的背景に日本の官民の中で蓄積された朝鮮植民地戦争の経験があるとして、関連史料を用いた解説があった。

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