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〈パリ五輪〉飛び込み女子10m個人で銅/キム・ミレ選手、今大会2個目のメダル獲得

2024年08月07日 00:56 スポーツ

銅メダルを獲得したキム・ミレ選手は、1、2位の中国選手たちと共に写真に収まった(聯合ニュース)

6日に行われたパリ五輪の飛び込み女子10m個人でキム・ミレ選手(23)が銅メダルを獲得し、女子10mシンクロでの銀メダルにつづき今大会2個目となるメダルを手にした。朝鮮選手団は6日時点で銀2、銅2、計4個のメダルを獲得している。

キム・ミレ選手は2016年のリオデジャネイロ五輪、当時15歳にして2歳年上のキム・グクヒャン選手とペアを組み、女子10mシンクロで4位に入賞したことがある。女子10mシンクロ種目では、キム・グクヒャン選手と共に17年の世界水泳選手権と18年のワールドシリーズ・富士大会で銀メダルを獲得。19年のワールドシリーズ・相模原大会では15歳のキム・アリム選手とペアを組んで銀メダルを手にした。今大会はチョ・チンミ選手(19)とのペアで銀メダルを獲得し、飛び込み競技において朝鮮初となる五輪メダルをもたらしていた。

一方、女子10m個人では19年のワールドシリーズ5大会で総合ランキング1位に輝き、同年の第8回アジアダイビングカップ女子10m個人でも金メダルを獲得した実績を持っている。

決勝戦で高難度の技を次々と決め銅メダルを獲得したキム・ミレ選手(聯合ニュース)

キム・ミレ選手は5日の女子10m個人予選で10位(287・70点)の記録を残して準決勝に進出。準決勝では試技でミスが見られたものの、4位(322・40点)で決勝に勝ち上がった。

メダルがかかった大一番、キム選手は1本目の試技で80.00点を記録して3位と順調な滑り出しを切った。圧倒的な実力を誇る中国の2選手が驚異的なスコアで1、2位を走り続ける中、キム選手は安定したパフォーマンスで2、3、4本目の試技を成功させ、3位を維持。5本目の試技を前にしてハイスコアを残したカナダの選手に3位を脅かされたものの、5本目で難度の高い技をしっかり決め、最終的に372・10点で銅メダルに輝いた。

今回の五輪で2個目のメダルを獲得し、喜びを噛み締めるキム・ミレ選手(聯合ニュース)

コロナ禍前までは朝鮮飛び込み界のスターであるキム・グクヒャン選手(2015年水泳世界選手権で女子10m個人1位)の陰に隠れがちだったが、いつしか朝鮮飛び込みチームを牽引するエースに成長したキム・ミレ選手。今回の試合でメダルが確定すると重圧から解き放たれたのか、10年以上苦楽を共にしてきたキム・チュンオク監督と抱き合い、大粒の涙を流した。

五輪の飛び込み競技で2個のメダルを獲得したのはキム・ミレ選手が初めてとなる。

(李永徳)

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