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流言飛語から暴動、イギリスで

2024年08月21日 11:35 社会 社会を知る~今週のnewsトピック~

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。

東大教職員が追悼文送付を要請

東京大学の教職員が5日、関東大震災朝鮮人虐殺を巡り、東京都の小池百合子知事宛てに、虐殺の認定などを求める要請書を初めて提出した。

記者会見などでは、虐殺について明確に答えない小池知事に「定まった評価を受けている学説への信頼を毀損している」と批判した。近代日本史を研究する外村大教授は、「行政も過ちを犯したが、(今後は)そうならないように取り組むというメッセージを出すことに意味がある」と訴えた。

83人の連名による要請書は、朝鮮人が暴動を起こしたというデマが原因となり、無実の朝鮮人らが多数殺害された史実を認定し、犠牲者に追悼のメッセージを出すことを求めている。

虐殺を巡っては、歴代知事が毎年9月1日に開かれる犠牲者の追悼式典に追悼文を寄せてきたが、小池知事は就任2年目の2017年以降、見送っている。事実認定についても、明言を避けている。

また、小池知事は14日、今年の追悼式典にも参加せず、追悼文を送らないことを明かした。

流言飛語から暴動、イギリスで

8月上旬、イギリス各地で極右らによるデモが多数発生した。デモは暴動に発展し、移民が宿泊するホテルや移民を支援する法律事務所、モスクなどが標的となった。

発端は7月末にサウスポートで少女3人が殺害された事件だった。容疑者をめぐり犯人が不法移民だとするデマがSNS上で拡散し、「イスラム嫌悪」「移民排斥」を是とするレイシストらを刺激した。英・全国警察本部長評議会(NPCC)によると、12日までに779人が逮捕され、349人が起訴されたという。

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