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「乙支フリーダム・シールド」を非難/朝鮮外務省米国研究所公報文

2024年08月20日 11:34 対外・国際

米韓合同軍事演習、29日まで

朝鮮外務省米国研究所は、米韓による合同軍事演習「乙支フリーダム・シールド」(19~29日)の開始に先立ち18日、演習を非難する公報文を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

今回の演習では、実弾射撃訓練、上陸訓練など各種の野外機動訓練が地上と海上、空中で展開され、朝鮮国連軍加盟国も参加する。

公報文は、演習が「アジア太平洋地域で最大規模の軍事演習、NATO加盟国まで参加する攻撃型の多国籍武力示威」だとし、その侵略的性格を暴露した。

公報文は、バイデン政権が就任後に発表した「核態勢見直し報告書」に朝鮮の「政権終焉」を目標として明記し、「ワシントン宣言」の発表と米韓「核協議グループ」の新設、「核戦略計画および運用に関する指針」策定などで、朝鮮に対する核対決政策を実践に移していると言及。

このような中で、「乙支フリーダム・シールド」に含まれた野外機動訓練回数は2023年には38回に、24年には48回に増え、「平壌占領」と「斬首作戦」を目標とする特殊戦訓練のような挑発的性格の訓練に進化していると指摘した。

特に今回の演習には朝鮮との核対決を想定した訓練も含まれる。これに対し公報文は「核戦争リハーサルとしての挑発的性格はより明白にさらけ出された」とし、演習が、米国が主張するような「『防御的』で、『透明な』ものではなく世界的に最も攻撃的で挑発的な侵略戦争演習である」と看破した。

また公報文は、世界最大規模の多国間海上演習「リムパック」や、ウクライナ事態を口実に欧州地域で頻繁に強行される合同軍事演習など、世界各地で繰り広げられる米国主導の戦争演習が、「全地球的範囲で軍事的対立を激化させ、持続的な不安定を招く重大な根源になる」と警鐘を鳴らした。

公報文は、朝鮮半島を含む周辺地域に対する米国とその追随国の軍事的干渉がいっそう露骨になる中、「脅威を無力化させ、地域と世界の平和と安定を保障するための正義の抑止力もいっそう強化される」とし、「国家主権と安全利益、領土保全をしっかり守り抜くための強力な防衛力を構築し、朝鮮半島と地域の安全環境を有利に変化させるための重大努力を引き続き傾けていく」と表明した。

(朝鮮新報)

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