合同軍事演習、核戦争挑発の中止を／駐日米、韓大使館に抗議

朝鮮に対する核攻撃を既成事実化した核作戦演習が計画された米韓による大規模合同軍事演習「乙支フリーダム・シールド」が8月に予定されている。これと関連して東アジア市民連帯が23日、駐日米国大使館と大韓民国大使館に対する抗議行動を行い、関東地方の総聯活動家と青年、日本の市民団体のメンバーら50人が参加した。

米韓合同軍事演習を糾弾する参加者ら

米国大使館に対する抗議行動に先立ち、フォーラム平和・人権・環境（平和フォーラム）の藤本泰成顧問が発言した。

藤本顧問は、米国が戦争演習を行うなかで朝鮮との対話は絶対に実現されないとし、朝米対決の展望は米国の行動にかかっており、合同軍事演習の中止にのみ平和の道があると言及し、抗議文を朗読した。

抗議文は、日米韓が6月末に海、空及びサイバーなどにまたがる多領域の合同軍事演習「フリーダム・エッジ」を初めて行い、8月には核攻撃演習を含む米韓による「乙支フリーダム・シールド」が行われると指摘し、米韓合同軍事演習と敵視政策の中止を強く求めた。

米韓合同軍事演習を糾弾する参加者ら

参加者らは米国大使館に対し「『乙支フリーダム・シールド』を中止せよ」「米韓は核戦争挑発を止めよ」「朝鮮戦争を終結させ平和協定を締結せよ」などのシュプレヒコールを叫んだ。

米韓合同軍事演習を糾弾する参加者ら

続いて行われた駐日大韓民国大使館に対する抗議行動では、戦争挑発行為を強行する尹錫悦政権を糾弾した。

大韓民国大使館前で抗議する参加者ら

一方、22日から27日にかけて、横浜、札幌、仙台、新潟、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡に駐在する11の米国、韓国領事館前で各地の総聯活動家と同胞、日本の平和市民団体による抗議行動が集中的に行われる。

（安鈴姫）