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“いつか笑い合える日を“/石川の被災地に希望と勇気【動画】

2024年07月03日 10:00 在日同胞

 

6月22、23日に石川県七尾市、金沢市で行われた能登半島地震で被害を受けた同胞や日本市民らを激励する大阪朝鮮歌舞団の石川応援特別コンサートには、同胞や日本市民ら延べ161人が観覧した。公演は、地震の影響が色濃く残る石川の同胞たちに希望と勇気を届ける目的で開催された。

趣向とニーズにマッチ

石川県における大阪朝鮮歌舞団のコンサートは元々、今年3月に開催することを昨年から企画していた。そんな中、年明けの元日に起きた能登半島地震は石川県を中心に甚大な被害をもたらし、当初予定されていた春の歌舞団コンサートは延期を余儀なくされた。

地震によって北陸地方の同胞たちの人命被害はなかったものの、同胞たちの家屋や店舗、家具・食器類の倒壊による室内の散乱といった多くの被害が発生。総聯本部は同胞たちの日常を一日でも早く取り戻すことを最優先に掲げ、この間、被災同胞たちのための活動を展開してきた。

家屋や店舗の修理など地震の爪痕が未だ色濃く残っている

なかでも長期間の停電や断水など、深刻な被害を受けた七尾市や輪島市をはじめとした地域に暮らす同胞たちに対する訪問を何度も繰り広げた。その過程で被災同胞たちの現状を常に把握し、罹災証明書の申請をはじめとする行政への手続きの案内や解体業者の紹介など、生活支援を行ってきた。

七尾市では3月に断水が解消され、同胞たちが営む飲食店も徐々に営業を再開している。県内の同胞たちが日常を取り戻しつつあるなかで「勇気を与えよう」と歌舞団の応援コンサートを企画した。一度の延期を経て開催に至った背景には、地震以前に計画していたコンサートの準備過程を通じて感じた

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