U17女子アジアカップ朝鮮代表、優勝の舞台裏

“朝鮮サッカーを世界最強に”

インドネシア・バリで開催されたAFC（アジアサッカー連盟）U17女子アジアカップ（5月6〜19日）で、24得点無失点で優勝し、驚異の強さを見せた朝鮮女子代表。その舞台裏を紹介する。（まとめ・安鈴姫）

朝鮮国内の人々に大きな勇気を与えたＵ17女子代表チーム（労働新聞）

プレッシャーと期待を背に

U20女子アジアカップ（3月3〜16日、ウズベキスタン）の優勝に次ぐ、U17世代の優勝は、朝鮮女子サッカー界の潜在力を世界中に誇示した。朝鮮女子代表は、全試合のゲームを巧みにコントロールし、快勝。労働新聞5月28日付は、その勝因が集団主義に基づくチームワークにあるとし、選手、監督の言葉を紹介した。

出場チームのほとんどが海外遠征の経験があるのに対し、朝鮮代表は選手全員が国際大会の出場経験がまったくなかった。選手団のラ・ミエ団長は大会が開催されたインドネシアの気候条件に慣れるのにも時間がかかったと振り返る。

選手たちに重くのしかかったのは「U20女子代表に次ぐ優勝」という強烈なプレッシャーだった。

「私たちにとって2位はあり得なかった。必ず優勝して、

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