【読者プレゼント】ロシアとシリア～ウクライナ侵攻の論理～

青山弘之　著

岩波書店／本体２２００円（税込）

本書はロシアの特別軍事作戦と欧米諸国の過剰なウクライナ支援をテーマに扱いながらも、忘却されつつあるシリア内戦（２０１１年～）の真実を浮かび上がらせることに焦点を当てている。

著者は欧米が行っているロシアの悪魔化、経済制裁などの手法は、シリア内戦でも用いられた手法と同様のものだとし、欧米の過剰な対ウクライナ支援の裏には白人中心の優越主義とレイシズムがあると看破している。また、国益のために支援を続け、ウクライナの人的損失、荒廃化を顧みない欧米の風潮に警鐘を鳴らしている。

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