親善深めさらなる発展を誓う/神奈川で第61回日朝友好展
2024年06月20日 07:43 文化第61回日朝友好展が11~16日にかけて、横浜市民ギャラリー(神奈川)で行われた。開催期間中、424人の来場者が展示会場を訪れた。
1960年に始まったこの友好展は、日本市民と在日コリアンが文化芸術を通じて親善を深める目的で今日まで開催されてきた。今年も展示会には、黒岩祐治神奈川県知事、山中竹春横浜市長から祝辞が寄せられた。
61回目の開催を数えた友好展には、朝・日の芸術愛好家120人が187点、神奈川県内の朝鮮学校、西東京第2幼初中の児童・生徒たち167人が200点の作品を出品した。
会場には、絵画や書芸、彫刻、工芸、写真、詩、俳句など多種多様な作品が展示された。2021年に帰らぬ人となった在日朝鮮人1世画家・呉炳学さんの遺作も飾られた。
13日の展示会終了後には、毎回恒例の交流パーティーが行われた。23人が参加し、参加者たちはキムチやチャプチェなどの朝鮮料理に舌鼓を打ちながら交流を深め、友好展のさらなる発展を誓い合った。
三浦望愛さん(40)は、親戚の誘いで昨年初めて展示会場を訪れ、今年は交流パーティーにも初参加した。幼い頃、呉さんのアトリエに通っていたという三浦さんは、「絵を志すきっかけをくれた呉先生の作品には教えがこもっていた。他の作品もレベルが本当に高くて、学ぶことが多かった。来年は自分の作品も出展したい」と語った。
(朴忠信)