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〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!47〉年金へのこんな質問あんな質問

2024年06月18日 19:00 寄稿

年金に関するニュースや記事をよく見かけつつも、複雑な制度に理解が進まない方も少なくないことでしょう。また少子高齢化が進む中、納めた保険料以上受給できるのか、何歳から受給するのが最も良いのか疑問点も多いことと思います。本稿では社労士として良く受ける質問と、その回答を簡潔にまとめてみました。

Q.日本の年金制度を簡単に教えてください。

日本の年金制度の特徴として、次の3つがあげられます。

①国民皆年金

日本では原則として20歳以上60歳未満の全ての人が公的年金制度の対象となっています。中長期滞在者とされる外国籍の人も対象です※。※外国籍が対象となったのは1982年1月から。

②世代間扶養(賦課方式)

賦課方式とは年金支給のために必要な財源を、その時々の保険料収入から用意する方式です。現役世代から年金受給世代への仕送りに近いイメージです。※一部積立もしています。

③2(3)階建て構造

1階部分が全ての人が加入する国民年金、企業などで働く人は厚生年金が上乗せされます(2階部分)。1~2階部分は公的年金として要件に当てはまれば強制加入となります。更に3階部分を「増築」することも可能です。企業年金や個人型確定拠出年金などが該当します(加入は任意)。

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