“金剛山歌劇団は同胞社会の宝!”/茨城で6年ぶりに公演
2024年06月18日 15:09 文化金剛山歌劇団2024年アンサンブル公演「道(길)~歩んできた50年、そして100年へと~」の茨城公演が15日、ザ・ヒロサワ・シティ会館(茨城県立県民文化センター)で行われた。6年ぶりとなった茨城公演を総聯茨城県本部の尹鐘寛委員長、金剛山歌劇団の金正守団長、公演実行委員会の李忠烈委員長(茨城県商工会会長)、茨城初中高の高石典校長をはじめとする同胞たち、茨城県議会の玉造順一議員(立憲)をはじめとする日本市民たち約700人が訪れた。また、公演には「セッピョル学園」(2泊3日の合同生活)に参加している茨城朝高学区と北海道初中高の児童・生徒たちも訪れた。
前回の公演時に排外主義団体による妨害行為があったことを受け、当日は警察車両が10台以上動員される厳戒態勢が敷かれた。今回は、排外主義団体の姿はなかった。
来場者たちは列をなし、開演までの間には、女性同盟茨城・中央支部が用意した売店が盛況だった。
金剛山歌劇団が歩んできた歴史を表したオープニング「道」で幕が上がった公演ではチャンセナプ独奏「われら幸せを歌う」、混声重唱「ウリハッキョ、ウリ未来」、舞踊「チャンゴの舞」などの12演目が2部構成で披露された。
圧巻のステージに観客たちは惜しみない拍手喝采を送った。特に児童・生徒たちはペンライトを片手に公演を満喫。舞踊「朝鮮相撲」の際には、心躍らせるあまり「お~!」と一斉に声を漏らし、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
観客たちは「チャンゴの舞、サンモ捌きがとても素晴らしかった」「チャンセナプ独奏が印象深かった」「幻想的で衣装もかわいくて、あっという間の2時間だった」と、興奮冷めやらぬ様子で語った。
菊池みち子さん(67)は「金剛山歌劇団の歴史について知ることができた」としながら「日本舞踊と違って踊りがしなやかで綺麗だった。目で楽しめるものだった」と感想を述べた。
I女性会議茨城の関根裕子事務局長(64)は