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在日コリアン空手道後援会「ONE・TEAM」始動

2024年06月17日 12:58 在日同胞

“師匠の志を継ぐ” 東京で結成式、180余人が参加

在日コリアン空手道後援会「ONE・TEAM」が結成された。16日、東京で結成式が行われ180余人が参加した。

同後援会は、同胞武道家・姜昌秀先生の弟子や同胞空手関係者らが発起人となり結成準備が進められてきた。姜昌秀先生の生誕111周年を迎える日に、その弟子たちと同胞空手関係者たちが一堂に会して祝賀会を開き、そこで後援会を立ち上げた。

在日コリアン空手道後援会「ONE・TEAM」結成式が行われた

結成式では後援会結成準備委員会の経過報告があり、「ONE・TEAM」の結成理念として △ 幅広い同胞空手関係者たちを結集し、世界の舞台を目指す空手や武道の在日同胞選手らを積極的に支援すること △ 武道の使命である社会の平和と繁栄、公益に寄与する人間形成、人材育成に貢献し、強い民族心と健全な精神力を備えた同胞青少年を育てることを掲げると述べられた。

後援会第一期役員が紹介された

後援会第一期役員が紹介され、尹英吉会長が就任挨拶をした。尹会長は、姜昌秀先生が拳道の普及とともに健全な青少年と武道人材の育成に生涯を捧げたことに言及し、「ONE・TEAM」を通じて新世代の武道人材と国際大会で活躍する同胞選手を応援し、在日朝鮮人空手関係者の技術交流と大同団結に寄与する決意を表明した。

尹英吉会長が就任挨拶を行った

在日本朝鮮人体育連合会の李康弘理事長は祝辞で、体連傘下の在日朝鮮人空手道協会が拳道の技術、精神を普及し民族と祖国の尊厳、栄誉を守るために結成された経緯と近年、在日同胞選手が朝鮮代表として国際大会に出場し活躍していることについてふれながら、姜昌秀先生の志を継いだ「ONE・TEAM」の結成に対する支持とその活動に対する期待を述べた。

鄭元海・前体連会長が乾杯の音頭をとり、会食が行われ、姜昌秀先生の弟子たちがスピーチを行った。

今は亡き弟子たちを偲ぶ映像も流され、遺族らに花束が贈呈された。

記念演武、試割りなどが行われた

会場では朝鮮大学校空手道部などによる記念演武、試割りなどが行われた。

5月に中国・河南省で行われた第11回東アジア空手道選手権大会で銀メダルを獲得した鄭世梨選手(朝鮮大学校体育学部4年)と家族、AKF(アジア空手連盟)の審判資格を取得した在日本朝鮮人空手道協会の崔慧瑛審判部長が紹介された。

結成式参加者たちが記念撮影を行った

今後、在日コリアン空手道後援会「ONE・TEAM」は結成理念に沿って、関係する活動に対してあらゆる垣根を越えて幅広く支援を行い、未来を担う空手道をはじめとする武道人材の育成に貢献していくとしている。同後援会はその結成理念に賛同する個人、個人事業者、団体及び法人を会員として幅広く募っている。

(文・金志永、写真・盧琴順)

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