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文芸同結成65周年記念公演、出演者の感想

2024年06月12日 13:05 文化

 “祖国の温もりをメロディーで”

文芸同結成65周年「朝鮮音楽の祝典『祖国の愛はあたたかい』」が行われた。

在日本朝鮮文学芸術家同盟の結成65周年を記念する「朝鮮音楽の祝典『祖国の愛はあたたかい』」が9日、国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた。公演を輝かせた同胞芸術家たちは「メロディーを通じて祖国の愛を感じるような公演を次代に継いでいきたい」と口々に語った。

本公演に出演した楽団の大黒柱となったのは文芸同神奈川・神奈川朝鮮吹奏楽団だった。金正徳団員(30)は練習を通じて「朝鮮の音楽に触れることで、自分が朝鮮人だというアイデンティティーを改めて自覚できた」とし、「観客たちの割れんばかりの拍手を浴びて、自分の民族心を表現できる場がとても貴重だと実感した」と話した。

文芸同東京・民族器楽部に所属する李貴玉さん(27)は民族管弦楽合奏「淮陽ニルリリ」とフィナーレの演奏を担当した。李さんは生徒たちからプロ、セミプロに及ぶ幅広い世代が属する楽団に参加し、民族楽器を思い思いに弾くその群像が印象深かったという。「民族伝統の独特な興を表現する技術は、異国の地では民族教育を受けてこそ体得できる。民族器楽の伝統を守ってきた同胞社会の力、文芸同の大切さを改めて胸に刻んだ」(李さん)

民族器楽管楽重奏「プルム打令」

児童合唱「ウリハッキョの四季」の指揮を担った鄭成姫教員(西東京第2初中・教務主任)は「(児童たちに)歌詞に込められた意味をよく理解して歌うように強調した」と秘訣を語りながら、観客たちの絶賛を受けた児童たちを褒め称える。鄭教員は「何年後も児童たちの胸の内にウリハッキョに通う喜びを歌った歌詞が残っていてほしい」と語った。

また、伴奏を務めた金琡暎教員(東北初中・教務主任)は合奏の練習を通して成長した児童たちの姿が印象深いとしながら「今回の経験を活かして

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