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西大阪で第28回朝・日友好田植え/総聯支部と市民団体が共催

2024年05月22日 13:00 在日同胞

48人の参加者のもと「友好米」の田植えを行った

「第28回朝・日友好田植え」が19日、大阪府豊能郡能勢町で行われた。総聯大阪・西大阪支部と大阪市西成区の市民団体「平和の糧」の共催で行われた田植えには、同胞、日本市民らと、南大阪初級の児童、保護者、教職員ら48人が参加した。

この田植えは1990年代に、水害を受けた朝鮮の人々に「友好米」を送ろうと、西成区の有志らが市民団体「平和の糧」を立ち上げて始まったもの。毎年、100㌔近くの米を朝鮮に届けていたが、日本政府の不当な制裁により「万景峰92」号の往来が不可能となったことで、近年は「友好米」を南大阪初級の給食などで使用したりするなど、学校の支援に充てている。

田植えを楽しむ子どもたち

この日は、小雨が降り続くあいにくの天気で、初めは田んぼに恐る恐る足を踏み入れていた子どもたちも次第に、苗を植える作業に没頭していった。

作業後、参加者たちは西大阪支部が準備した焼肉と「平和の糧」が準備したおでんを楽しみながら、朝・日友好や朝鮮学校を支援する活動について語り合ったほか、児童たちは歌を披露し、場を和ませた。

親子3代で田植えに参加した「平和の糧」に所属するある市民は「28年間一度も欠かさず開催することができたのは、地域で地道に日朝友好活動を繰り広げてきた証だ」としながら、「日朝の子どもたちには、今後さまざまなイベントを通じて友好活動の代を継いでいってほしい」と語った。

【西大阪分局】

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