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第三世界と朝鮮、非同盟運動史から/朝鮮文化研究会で朝大教員が講演 

2024年05月21日 08:00 文化・歴史

朝鮮文化研究会第34回講演会では朝大の林裕哲准教授が講演した21

朝鮮文化研究会第34回講演会が18日、東京・水道橋の施設で行われ、朝大外国語学部の林裕哲准教授が「『第三世界』と朝鮮民主主義人民共和国非同盟運動の歴史から考える」と題して講演した。

近年注目を集めているグローバル・サウスは元来、第二次世界大戦後に欧米列強の植民地支配から独立し、東西陣営のどちらにも与しない国々を総称して「第三世界」と呼ばれてきた。第三世界の国々は1955年のアジア・アフリカ会議(バンドン会議)を契機に「反植民地主義・平和・中立」を基本原則とするバンドン精神を志向して結集し、61年から反帝自主を根本理念とする非同盟運動を本格的に始動。非同盟運動は80年代から紆余曲折を経たものの、2000年代に入り再活性化し、今年1月にウガンダの首都カンパラで行われた第19回非同盟諸国首脳会議には過去最多となる121カ国の加盟国代表らが参加した。

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