同胞社会盛り上げる突破口に/総聯広島・東支部で同胞野遊会
2024年04月13日 07:00 暮らし・活動朝青、青商会が共催
朝青広島・東支部と東地域青商会が共同で主催した「東地域同胞野遊会」が3月31日に広島初中高で行われ、総聯東支部の黄鎮道委員長、広島初中高の朴志晙校長をはじめとする同胞や児童ら112人が参加した。
野遊会は、総聯広島の拠点支部である東支部を再び活性化させ、広島同胞社会を盛り上げる突破口を開く目的で行われた。
近年コロナ禍の影響もあり、老若男女すべての世代を対象にした集いの場を設けることができなかったなか、同地域の朝青、青商会の役員らは同胞たちが集まる場を提供しようと決意。約2カ月前から行事の準備に取りかかった。朝青や青商会を中心に、総聯や女性同盟など各機関、団体が協力して動員活動を展開した結果、当日には目標の100人を超える112人の同胞たちが集まった。こうした活動を通じ、同地域に暮らす同胞たちの名簿を新たに作成するなどといった成果も収めた。
総聯支部の黄鎮道委員長による乾杯のあいさつで始まった野遊会で、参加者たちは焼肉を焼きながら、実行委員たちが準備したバリエーション豊かな料理を楽しんだ。プロマジシャンによるマジックショー、朝銀西信用組合の職員たちによる「今どきなぞなぞクイズ」、豪華賞品が当たる抽選会など、子どもから大人まで楽しめる企画が盛り込まれた野遊会は大いに盛り上がった。
最後には、朝青と青商会の役員たちが舞台に上がり、6月と8月に予定されている学校チャリティーゴルフ及び広島同胞夜会(ヒロキョレフェスタ)の宣伝をしながら、同胞たちに行事への協力と参加を呼びかけた。
野遊会を物心両面に支援した広島初中高連合同窓会の金正徳会長は「東支部を盛り上げるために、朝青と青商会が主導して行事を企画したことが良かった。斬新で幅広いジャンルの企画に同胞たちも大満足だった。東支部全体が団結した今までにない素晴らしい行事だった」と話した。
野遊会で司会を務めた朝青東支部の崔千玲委員長は「この野遊会が学校や東地域、更には広島同胞社会を盛り上げる重要な機会だと捉えて準備に励んだ」と振り返りながら、「112人の同胞たちの元気な姿を見ることができて嬉しかった。これからも世代間の繋がりを強化し、同胞社会を盛り上げていきたい」と力を込めた。
昨年12月に東地域青商会の会長に就任した権鉉基会長は野遊会の総責任者を務めた。同青商会が新体制となって最初に掲げた目標が「東支部での花見を主催すること」だった。権会長は青商会が同地域の同胞たちが一堂に会する行事を主導することで「地域の活力を取り戻したかった」と話す。「再会を懐かしむ同胞たちの声が至る所で聞こえた。企画して本当によかった。東支部が同胞たちの拠り所になるよう、今後もたくさんの行事を企画していきたい」(権会長)
【朝青広島東支部】