〈入学式2024〉リニューアルした校舎で笑顔はじける／北大阪初級

堂々と入場する新入生たち

北大阪初級の入学・入園式が7日、同校講堂で行われた。式には高哲守校長をはじめとした教職員、地域の活動家や同胞、日本市民らが参加し、新入生及び園児とその保護者たちを温かく祝福した。

入学式で新入生、園児たちの名前が呼び上げられると児童たちは「イェ！」と大きな声で答えた。

朝鮮の教育省から送られてきた祝電が紹介された後、同校の高哲守校長が祝辞を行った。

高校長は、同校が地域同胞たちの温かい愛情のなかで発展してきたことについて言及しながら、「教職員たちが一丸となって児童・園児らを優れた人材に育てるために奔走する。今後も学校と保護者、地域同胞らが児童・園児たちの輝かしい未来のために手を取り合っていこう」と呼びかけた。

新入生、新入園児たち

続いて各機関・団体からの記念品、教科書が新入生と園児に贈呈された。大阪府内の朝鮮学校と幼稚班に入学、入園する子どもたちのために、商工会、青商会、金剛保険から制服と体操服が、ミレ信用組合からランドリュックが、女性同盟から名前シールがプレゼントされた。

新入生を代表し、決意表明をした呉瑠仁さんと金史羅さんは「待ちに待った１年生。ウリマルの勉強や運動を頑張って、友だちとも仲良く過ごしたい」と元気いっぱいに話した。

耐震改修工事が完工

参加者たち

大阪府下朝鮮学校の再編に伴い、昨年度から北大阪初級として新たな校史を刻んだ同校では、2023年３月から1年間かけて校舎の耐震改修工事が推進されてきた。入学式は耐震改修工事が完工した校舎で行われた。

幼稚班に入園した郭娟伊さんの父・郭哲俊さん（42）は、「ウリハッキョは朝鮮語を学べるし、教育的な魅力がたくさんある。そのうえに、このような素晴らしい環境で娘が園生活を送ることができるなんて」と、耐震改修工事に尽力した同校教育会の理事たちをはじめ関係者たちに謝意を述べた。郭さんは「ウリオリニらしく